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おとなカレッジ

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ECスランプ

ECスランプ(8ヶ月後半)

順調におまるで排泄ができていた姫様。ところが、ここ数日、つかまり立ちで脚力を鍛えているためか、おまるに座らせても立ち上がって、じっとできなくなってしまった。排泄している途中でも立ち上がったり動いたり、おもちゃなど周囲のあらゆるものに関心が移り、排泄に集中出来なくなってきたのだ。おまるも嫌がるようになってしまって、ここ数日はまったくおまるで出来ない日が続いている。

「這えば立て、立てば歩けの親心」にもあるように、何か成長の兆しが見えると、ついついその先を期待してしまうものである。「せっかくおまるで排泄できていたのに、どうして嫌がるの?タイミングが合わないの?何か嫌なことでもあったの?」などなど、不安な気持ちがどっと押し寄せてきた。おまけに、自我がはっきりしてきたために、かんしゃくも起こしたり突然泣き出すことも増えてきたし、つかまり立ちでガスレンジに近づいたり、転んで床で頭を打ったり、危険なことも多くなってきて、今までのようにいかない姫に、イライラすることも多くなってしまった。

そんな中、主人が言った「eddieeは姫に振り回されっぱなしだよ、もっと上手に家事を切り盛りしてよ。」という一言で、押さえていたものがあふれ出してしまった。「私だって一生懸命やってるよ!毎日毎日、姫につきっきりでがんばってるのに、家事も育児も上手くやれって?どうしてそんな風に私を責めるのよ!」主人もこれにはびっくりした様子で、「別に責めているわけじゃないよ。eddieeは良くやってくれてると思うよ。もう少し時間の使い方を、上手くできないのかって言ってるだけじゃないか」「そんなに言うなら、1日中姫の面倒を見てごらんよ、思い通りに出来るわけ?」「そんな言い方しなくてもいいじゃないか!」と、大喧嘩になってしまった。

しかし、冷静になってよく考えてみれば、ECはトイレで排泄させるだけが目的ではなかったのに、いつの間にか結果だけを求めてしまって、肝心な姫の気持ちを大切にするコミュニケーションが、おろそかになってしまっていた事に気がついた。少し前までは、姫のちょっとした成長が嬉しくて、毎日誉めていたのに、最近は、「何でできないの?」とか「ここは危険だって言ったでしょ」など口走っている事が多くなってしまった。これではいけないよね・・・。反省することしきり・・・。そんな時に、図書館で借りてきた育児書はじめて出会う育児の百科 ( 著者: 汐見稔幸 / 榊原洋一 | 出版社: 小学館 )を読んでみると、私のためにあるような言葉が載っていた。

『この前までできていたのに、もう少しでできるところだったのに・・・お母さんは一生懸命、それでがっかり。だけどね、お母さんの力が足りなかったわけじゃない。次のステップ踏み出す前は、だれでも少し足踏みをする。』

とても優しい言葉で、なんだか胸がキューンとなってしまった。みんな同じ事で悩むんだ。親も子も同じように成長していくんだ。そう思うと、イライラしていた自分がバカバカしく思えてしまった。「おまるで出来なくても良いじゃない。自分の思い通りにいかなくてもいいじゃなない。出来ない事を嘆くより、出来たことを誉めてあげよう。もっと単純でいいじゃない」って思えるようになった。かなり元気がでてきたよ。eddieeはもう大丈夫!


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